アクセルスペースHD株価暴落分析 | 402A.T

詳細記事：www.today-jp.com/news/axelspace-holdings-402at-stock-crash-ipo-bubble-deficit

AXELSPACE HOLDINGS STOCK CRASH ANALYSIS

402A.T | IPOバブル崩壊、14億円超の赤字が示す宇宙ビジネスの厳しさ | 2025年12月8日

公募価格

¥375

初値

¥751

高値

¥1,141

現在価格

¥450

下落率

-60.6%

STOCK PRICE TRAJECTORY

KEY EVENTS

2025年8月

東証グロース市場新規上場

上場初日

初値751円（公募価格の2倍）

上場後

最高値1,141円を記録

10月

Q1決算発表：14.22億円の赤字

11月以降

株価下落加速

12月3日

500円割れ

12月8日

450円台の上場来安値圏

FINANCIAL PERFORMANCE (Q1 2025)

売上高

¥3.08億

純損益

-¥14.22億

売上予想

¥11.79億

+355.5%

自己資本比率

53.3%

REVENUE VS LOSS STRUCTURE

KEY RISK FACTORS

• 巨額赤字の継続 2025年Q1で14.22億円の赤字を計上。黒字化時期は未定で、収益化までの不確実性が投資家の懸念材料
• 技術的リスク 2024年に運用中の衛星で姿勢制御機能の不具合が発生。軌道上衛星の故障リスクが現実化
• 打ち上げ依存リスク SpaceXなど外部に打ち上げを依存。打ち上げ失敗のリスクが常に付きまとう
• VC売り圧力 大株主のグローバル・ブレインが保有比率を減少。ロックアップ期間終了に伴う利確売りの可能性
• 先行投資負担 衛星の設計・製造・打ち上げ・運用の初期投資が極めて高額。コストが利益を圧迫
• 競争激化 海外大手競合との激しい競争環境。技術革新と事業安定化が急務

MARKET OUTLOOK

短期見通し：市場では「売り予想数上昇」が目立ち、需給バランスの悪化が懸念される。VCのロックアップ解除による追加売り圧力のリスクも存在。

中長期見通し：宇宙産業の成長期待から「買い予想」も一定数存在し、投資家の間で強弱感の対立が見られる。売上高は前期比355.5％増と大幅な成長を予想。

成功の鍵：技術的リスクの克服、受注実態を伴う成長の達成、そして「期待」を「現実の利益」へと転換できるかが、今後の株価回復のカギとなる。

J-Space市場への影響：IPO時の熱狂が急速に冷え込むことで、他の宇宙関連銘柄に対する投資家の慎重姿勢が強まる可能性がある。

BUSINESS MODEL

衛星設計

超小型衛星の設計開発

製造

自社工場での製造体制

打ち上げ

SpaceX等と提携

運用

軌道上衛星の運用管理

データ提供

衛星データサービス