ハーモニック・ドライブ・システムズ 株価急落の深層分析

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2025年11月18日時点

ハーモニック・ドライブ・システムズ

株価急落の深層:下方修正と需要調整の波

現在株価

¥2,511

▼ 年初来高値から -53.1%

年初来高値

¥5,350

2025年2月

自己資本比率

71.7%

▲ 財務基盤は堅固

目標株価

¥3,714

▲ 上昇余地 +44%

株価推移:2025年の急落

業績予想の変化(2025年3月期)

四半期決算推移

業績変動要因の分析(ウォーターフォール)

深層分析

核心問題: 世界的なロボット・半導体需要の調整局面が、同社の受注動向を直撃

業績不振の核心

主力製品「ハーモニック・ドライブ」は産業用ロボットや半導体製造装置に不可欠な超精密部品。グローバルな半導体需要減速と産業用ロボット市場の投資調整局面が、同社の受注環境を想定以上に厳しくしている。

| 影響要因 | 状況 | | 半導体需要 | 減速期 | | ロボット市場 | 調整局面 | | 設備投資 | 停滞 |

回復の兆しとポジティブ要素

2026年3月期中間決算で売上高は前年同期比4.8%増の278億円、営業利益は4億6,500万円と黒字転換を達成。日本セグメントを中心に収益性の改善が見られる。自己資本比率71.7%という強固な財務基盤により、企業の安定性は維持されている。

| 指標 | 2026/3期中間 | | 売上高 | 278億円(+4.8%) | | 営業利益 | 4.65億円(黒字転換) |

割安感と投資家動向

アナリストの平均目標株価は3,714円で、現在価格から44%の上昇余地。株価急落後、「強く買いたい」が100%に達し、信用買残増加・信用売残減少が見られ、外国人投資家や機関投資家による「底値拾い」の動きが明確に観測されている。

今後の展望と投資判断

協働ロボット、医療機器、次世代半導体製造など、構造的に成長が期待される分野で不可欠な技術を保有。通期では売上高570億円、営業利益15億円への回復を見込む。現在の低迷は世界景気サイクルに起因する一時的調整と判断できるが、本格回復にはグローバルな需要回復が不可欠。

本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

Financial Analysis Report | 2025年11月18日作成