ジャパンディスプレイ株価分析
https://www.today-jp.com/news/jdi-japan-display-stock-price-plunge-debt-restructuring-crisis
崖っぷちの再建:ジャパンディスプレイ株価を襲う構造的重圧
債務超過継続、20円台で乱高下する株価(6740.T)の背景を追う
2025年12月12日、東京
株価水準
20-23円
超低位株
債務超過
-41億円
純資産
売上減少
-35.5%
前年同期比
営業損失
-144億円
2025年上期
目標
2026年度
黒字化
PRICE MOVEMENT ANALYSIS
株価推移 (2025年11月12日 - 12月12日)
ボラティリティ分析
FINANCIAL DISTRESS INDICATORS
財務状況悪化の推移
2025年上期業績内訳
RESTRUCTURING STRATEGY
「BEYOND DISPLAY」戦略の3つの柱
- **生産拠点の集約と固定費削減:**茂原工場(2025年11月終了)・鳥取工場の生産終了、茂原跡地のAIデータセンター向け売却による債務超過解消
- **事業再編:**車載事業を「AutoTech」として社内カンパニー化、意思決定の迅速化と高付加価値分野への注力
- **成長分野へのシフト:**eLEAP(高精細LEDディスプレイ基盤)、センサー、先端半導体パッケージングへの250億円設備投資(3年間)
利益改善計画(2026年度黒字化に向けて)
RISK ASSESSMENT
⚠ 投資家が注視すべきDownサイドリスク
**構造的リスク:**中小型液晶市場の競争激化、OLEDへの技術シフト、スマートフォン需要鈍化という三重の逆風
**財務リスク:**継続する債務超過、上場維持基準への適合リスク、資本政策による既存株主の希薄化懸念
**執行リスク:**茂原工場売却の進捗遅延、「BEYOND DISPLAY」戦略の実行確度の不確実性
MARKET OUTLOOK: 5つの注視ポイント
1 2026年度黒字化達成の実現可能性と四半期ごとの進捗状況
2 茂原工場売却の正式契約締結と資金化のタイミング
3 非ディスプレイ分野における約124億円の利益改善効果の達成度
4 主要顧客との安定的な供給契約継続と前受金の追加受領
5 債務超過解消のスケジュールと増資等の資本政策の有無
本分析は2025年12月12日時点の公開情報に基づくものです。株式投資にはリスクが伴います。投資判断は自己責任でお願いいたします。
