キオクシア株価急騰と日本の半導体復活の展望

キオクシア株価急騰:AI需要が牽引する「日の丸NAND」の復活

2025年11月13日現在、上場後の株価は13,000円台を維持し、力強い上昇トレンドを示す

株価急騰の現状と背景

現在株価 (2025/11/13)

13,000円台

評価

年初来高値を更新

重要性

「日の丸半導体」再起

キオクシア(285A)は長年の上場延期を経て東証に上場。株価は力強い上昇トレンドを描いており、かつての旧東芝メモリの再起、すなわち日本の半導体産業にとって極めて重要な意味を持つ動きとして注目されています。

株価を押し上げる「二重の追い風」

株価急騰の背景には、NAND市場における特異な二つの追い風があります。AI需要による構造的な変革が、より長期的な利益率改善を促す要因として、市場に強く評価されています。

構造的な変革:利益率改善への期待

AI需要の爆発的増加に伴い、高速処理・保存が可能なエンタープライズ向けSSD (eSSD)の需要が急増。キオクシアがこの高付加価値市場で優位性を持ち、製品ミックスの改善を通じて利益率回復を劇的に進めることが期待されています。

業績回復の時期と市場コンセンサス

業績本格回復の予想時期

2025年後半

2026年初頭

市場は将来的な業績の「V字回復」を織り込み中。

直近決算では減益だが、AI需要という構造変化に裏打ちされた大幅な増収増益が視野に入っており、株価は先行して将来を見据えた動きとなっています。一過性の回復ではないと評価されています。

残された主要な課題

  • 経営統合問題: 米ウエスタンデジタル(WD)との交渉は破談。独立路線での成長戦略を追求する必要。
  • 巨額投資: 岩手県北上市の新工場建設など、成長に必要な巨額の設備投資を継続するための資金調達(上場が不可欠)。
  • 市場の変動性: NAND市場の価格変動性の高さが依然リスク。長期的な株価安定には業績の安定性と透明性の確保が鍵。