ラクオリア創薬株価分析 - 急落の全容
ラクオリア創薬（4579.T）株価急落分析
テゴプラザン導出遅延と赤字構造による高ボラティリティ
東京 | 2025年12月5日更新
STOCK PRICE MOVEMENT - 株価推移
⚠ 警戒：短期間で276円の急落
12月3日の高値1,405円から12月5日終値1,129円まで、わずか2日間で19.6%の下落を記録
KEY STATISTICS - 主要指標
現在株価
¥1,129
▼ 131円 (-10.4%)
12月高値
¥1,405
12月3日
下落率
-19.6%
高値からの下落
FINANCIAL OVERVIEW - 財務概況
営業損失
-3.44億円
信用買残
236万株
貸借倍率
53.28倍
ロイヤリティ収入
数億円規模
RISK FACTORS - リスク要因分析
高リスク テゴプラザン国内導出遅延
2025年2月の決算で未達が判明。日本市場での導出成功が黒字化の必須条件だが、交渉が難航中
高リスク 構造的赤字の継続
研究開発費の増加により、2025年第3四半期も営業損失3.44億円を計上。収益基盤が未確立
中リスク 高水準の信用買残
236万株の信用買残、貸借倍率53.28倍。高値掴みした投資家の損切り売りが売却圧力を増幅
中リスク 臨床試験の不確実性
2025年4月に小野薬品工業とのCLK阻害薬の臨床中止が発表され、株価急落の前例あり
TEGOPRAZAN GLOBAL STATUS - テゴプラザン市場展開状況
既存市場：韓国、中国など15カ国で承認済み。しかし日本国内での導出未達が最大の課題。日本市場での成功なくして、2025年黒字化目標の達成は困難な状況。
TIMELINE - 主要イベント
2025年12月5日
株価1,129円に急落
前日比-10.4%
2025年12月3日
12月高値1,405円を記録
期待感から急騰
2025年Q3決算
営業損失3.44億円計上
研究開発費増加が要因
2025年4月
小野薬品CLK阻害薬
臨床試験中止発表
2025年2月
国内導出未達を発表
黒字化目標に暗雲
MARKET SENTIMENT - 市場心理分析
OUTLOOK & FOCUS - 今後の焦点
重要課題 1：国内導出交渉の進展
テゴプラザンの日本国内導出が最優先事項。成功すれば収益基盤が確立し、株価回復の契機となる可能性
重要課題 2：研究開発費の最適化
現状の赤字構造を脱却するため、開発費の効率化と新たな収益源の確保が急務
重要課題 3：知財戦略の強化
特許査定など知財面での進展を継続。新規パイプライン開発への取り組みが長期的価値向上の鍵
投資家への警鐘
最悪シナリオでは株価300円台への下落も指摘される。短期ニュースに過度に反応せず、長期的事業見通しと資金繰りの冷静な分析が必要
SCENARIO ANALYSIS - シナリオ別株価予測