ソフトバンクグループ 2026年3月期 第1四半期決算概要
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ソフトバンクグループ 2026年3月期 第1四半期決算概要
2025年4月-6月期 | 2025年10月28日現在
売上高と営業利益
投資活動の成果
セグメント成長率
利益構成
主要財務指標
| 指標 | 2026年3月期第1四半期
(2025/4-6) | 前年同期比(YoY) | 主な備考・出典 |
| --- | --- | --- |
| 売上高 | 1兆6,586億円 | +8% | 全セグメント増収[1] | | 営業利益 | 2,907億円 | +6% | 一過性要因除き増益[1] | | 純利益 | 1,408億円 | +1% | 増益[1] | | 税引前利益 | 6,899億円 | 大幅増 | [3][6] | | 親会社株主帰属純利益 | 4,218億円 | 大幅増 | [3][6] | | 投資利益(SVF) | 6,602億円 | - | [6] | | 投資損失(持株会社) | 2,565億円 | - | [6] | | 自己資本比率 | やや改善 | - | [6] |
事業概要
主力事業
ソフトバンクグループ株式会社は、大手通信キャリアのソフトバンク株式会社を中心に、持株会社投資事業、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業、ソフトバンク事業、アーム事業の4つの報告セグメントを展開しています。具体的には、投資事業(保有株式やファンドを通じた先端IT企業やAI関連企業への投資)、日本国内の個人・法人向けモバイル通信サービス、ブロードバンド、IoT機器の提供、メディア・EC事業、決済・金融サービスの提供、さらに半導体設計やプロトタイプ半導体の研究開発も行っています。加えて、プロ野球球団「福岡ソフトバンクホークス」の親会社でもあります。
市場ポジショニング
ソフトバンクグループは、通信事業を基盤にしつつ、AIやインターネット関連の先端技術企業への積極的な投資を通じて、グローバルな情報革命の推進を目指すインターネットコングロマリットとして位置付けられています。日本国内では主要な通信キャリアの一角として、個人および法人向けに幅広いICTサービスを提供し、世界的にはビジョン・ファンドを活用して成長可能性の高い企業群への投資を行うことで、次世代社会インフラやAI技術の中核を担っています。
競争優位性
- 多角的な事業ポートフォリオ:通信事業と投資事業を組み合わせることで、リスク分散と成長機会の最大化を図っている。
- ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる先端技術への投資力:AIや情報技術分野の有望企業に対し、世界規模で大規模な資金供給と経営支援を行うことで、競合に対する先行優位を確保している。
- 強固な国内通信基盤:日本国内の個人・法人市場における通信サービス提供で高いシェアを持ち、安定した収益基盤を確立。
- 技術革新への取り組み:半導体設計・開発(アーム事業)や次世代社会インフラの実現に向けたAI技術の推進に注力。
- 強力な経営ガバナンスと財務戦略:独立社外取締役の増員による監督機能強化や、AI成長戦略のもとでの資本効率的な投資を推進。
- ブランド力と社会的信頼:福岡ソフトバンクホークスなどスポーツ事業を通じた社会的認知度とブランド価値の向上も図っている。
主要ニュース
| ニュース番号 | ニュースタイトル | 主要データと要因 | 潜在的影響 | | --- | --- | --- |
| 1 | ソフトバンク株価上昇 | ソフトバンクグループの株価が上昇し、年初来高値を更新する可能性がある。前日比+2.71%で、最高値26,485円を記録[1]。 | 株価の高値更新は市場の信頼を高め、投資家への信頼を強化する可能性。 | | 2 | インテルへの出資 | ソフトバンクグループがインテルに日本円で約3,000億円を出資すると発表[4]。 | 半導体技術の向上を支援し、インテルの経営再建を促進する。 | | 3 | ABBのロボティクス事業買収 | ソフトバンクグループがスイスのABBのロボティクス事業を買収[2]。 | 技術革新と市場拡大を促進する可能性。 | | 4 | AI関連スタートアップへの関与 | ソフトバンクはAI関連スタートアップの価値向上で再評価を受けている[9]。また、OpenAIに対する残り225億ドルの投資を承認[11]。 | AI技術の活用で新たなビジネスチャンスを創出し、企業価値を向上させる。 | | 5 | エネルギー分野の投資 | SBエナジーが自然エネルギー発電所を取得し、エネルギー分野での展開を進める[2]。 | 持続可能なエネルギーへの移行を促進し、環境への配慮を強化する。 |
