オンコセラピー・サイエンス(4564.T)株価分析

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4564.T | オンコセラピー・サイエンス(株)

株価、年初来安値圏で低迷続く:特別損失計上、新株関連による希薄化懸念が重圧

📍 東京 📅 2025年12月12日

CURRENT MARKET DATA

現在値

¥21

年初来高値

¥35

年初来安値

¥19

高値からの下落率

-40.0%

信用倍率

1.64倍

12月12日出来高

1億株+

Stock Price Trend - 2025

Trading Volume Surge

Quarterly Revenue Performance

⚠ KEY RISK FACTORS

1. 特別損失の計上

11月7日に営業外費用および特別損失の発生を開示。予期せぬ財務負担が投資家心理を直ちに冷え込ませる。

2. 株式希薄化懸念

第三者割当増資や行使価額修正条項付ワラントにより、既存株主の持株価値が希薄化する懸念が増大。

3. 継続赤字体質

過去12四半期連続で純利益率マイナス。安定的な収益確保の目処が立たず、事業リスクが高い。

4. 信用売残の増加

12月5日時点で信用売残が大幅増加。市場参加者が株価下落を予想し売りポジションを積み上げ中。

Credit Balance Trends

✓ RECOVERY KEY FACTORS

01

ポジティブな臨床データ開示

新薬候補物質の臨床試験における有効性や安全性のデータ発表により、投資家センチメントが一変する可能性。

02

安定的資金調達の確保

既存株主の希薄化を最小限に抑えつつ、研究開発を継続するための長期的資金調達戦略の明確化。

03

業績改善への道筋提示

赤字構造から脱却し、黒字化へ向けた具体的なマイルストーンを市場に提示することが不可欠。

Market Analysis Summary

オンコセラピー・サイエンス(4564.T)の株価は、構造的な収益不安と短期的なネガティブ材料の重なりにより、年初来安値圏で低迷を続けています。現在の株価21円は、6月30日の年初来高値35円から40%下落という厳しい状況です。

バイオベンチャーにとって、臨床試験の進捗こそが最大の評価軸となります。しかし、現時点では主要パイプライン(がん治療薬関連)に関するポジティブな材料が確認できていません。

市場は単なる資金調達のニュースではなく、本質的な事業進展、すなわち「夢」の実現に向けた確実な一歩を求めています。今後のIR戦略と臨床開発の行方が注視されます。

© 2025 Financial Analysis Report | Data as of December 12, 2025

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