ジャパンディスプレイ(6740)再建の岐路

詳細情報 → www.today-jp.com/news/japan-display-jdi-6740-stock-price-plummets-bankruptcy-risk

JDI:6740

ジャパンディスプレイ再建の岐路:株価20円台の攻防に見るアップル依存の残滓と倒産リスク

2025年11月27日現在 | 東証プライム

株価推移シミュレーション

主要財務指標

現在株価水準

¥20前後

売上高(2025中間期)

664.3億円

前年比 -35.5%

年内倒産確率

15%

10年倒産確率

80%

信用取引状況(11月下旬)

信用売残:2,214万株
空売り比率:42.3%

業績悪化のウォーターフォール分析

危機のタイムライン

iPhone LCD→OLED移行

最大顧客アップルの液晶離れによる需要急減

2025年3月

INCJ全株売却、1,547億円損失確定。政府支援終焉

2025年3月期決算

黒字化見通し消滅。アップル依存体質の致命的リスク露呈

現在

High Risk
株価20円台で攻防、投機的売買中心の市場

収益構造の変遷

再建戦略:事業転換ファンネル

構造的課題と再建への道筋

第一章:暴落の引き金

アップルのiPhone向けディスプレイ全面OLED移行により、JDI主力LCD製品の需要が急減。アップル依存体質が致命的リスクとして顕在化。INCJ全株売却により政府支援が終焉し、市場は自力再建能力に強い疑念を抱く。

第二章:財務の窮状

2025年中間期売上高35.5%減、営業損失継続。茂原工場資産譲渡も一時的措置に過ぎず、持続的収益改善には至らず。倒産リスク(年内15%、10年80%)が株価上値を強く抑制。投機的売買が支配的。

第三章:変革の鍵

スマホ向けから自動車・医療・産業用途へのシフトが急務。高精細・低消費電力OLED、Mini/Micro LED開発を強化。自動車向けOLEDを2026年以降量産目標。技術力は保有するも資金調達と市場信頼回復が最大の課題。

投資家へのリスク警告

市場はJDIを「ハイリスク・ローリターンの宝くじ銘柄」と評価。世界トップレベルの技術力という「種」は持つものの、資金と市場信頼という「土壌」が極めて脆弱。経営陣の混乱も信頼回復を妨げる要因。再建には次期決算での新規事業の具体的成果提示と経営安定化が不可欠。投資家は長く厳しい道のりを覚悟している。

関連リンク