三井ハイテック株価急落分析
詳細記事: https://www.today-jp.com/news/mitsui-high-tec-6966-stock-plummets-earnings-forecast-cut
三井ハイテック【6966.T】株価急落分析
現在株価
778円
前日比
-44円 (-5.35%)
年初来高値
958円
分析日
2025/12/12
STOCK PRICE TREND
株価推移チャート
FINANCIAL PERFORMANCE
売上高・営業利益推移(2026年1月期)
四半期別営業利益推移
EARNINGS FORECAST REVISION
2026年1月期 通期業績予想修正
| 項目 | 修正前 | 修正後 | 前期比 | 変化率 | | --- | --- | --- |
| 売上高 | 2,300億円 | 2,160億円 | +0.5% | -140億円 | | 営業利益 | 130億円 | 110億円 | -31.3% | -20億円 | | 純利益 | - | 70億円 | -42.7% | 大幅減益 |
KEY PERFORMANCE METRICS
3Q累計売上高
1,629.8億円
+3.0% YoY
3Q累計営業利益
92.3億円
-19.5% YoY
8-10月期営業利益
28.8億円
-20.3% YoY
年初来下落率
-18.8%
958円→778円
KEY ISSUES & OUTLOOK
株価下落の主要因
- 3Q決算で営業利益19.5%減の大幅減益
- 電子部品セグメント(半導体リードフレーム)の低迷
- 世界的な半導体市況の回復遅延
- 通期業績予想の下方修正(営業利益110億円)
- 先行投資コストの増大(メキシコ新工場等)
- 顧客の生産計画後ろ倒し懸念
今後の回復シナリオ
- 半導体市況の早期回復が鍵
- EV向けモーターコア事業の堅調維持
- メキシコ新工場の量産体制確立
- 先行投資効果の顕在化待ち
- 電子部品部門の構造改善
- 原材料価格低下の価格反映効果
事業セグメント別状況分析
MARKET OUTLOOK
投資家にとって、成長期待を支えていた電動車向け事業の堅調さ自体は維持されているものの、短期的な収益の不安定さ、そして電子部品部門の構造的な回復の遅れをどう評価するかが、今後の投資戦略の分水嶺となる。市場は当面、業績の底入れと先行投資効果の顕在化を慎重に見極める展開が続くと予想される。
