魂の復活KOと電撃引退:武尊が刻んだONE Championship 173の歴史

武尊、KO勝利から電撃引退表明へ

ONE 173 で刻まれた新歴史と格闘技界の波紋

2025年11月16日 有明アリーナ

メインイベント

武尊 TKO 勝利

(2R KO vs. デニス・ピューリック)

決断

現役引退表明

ラストマッチは「ロッタンとの雪辱戦」

日本人初ONEムエタイ王座

吉成名高 戴冠

アトム級ムエタイ初代世界王座決定戦

他日本人王者の活躍

若松佑弥 TKO 防衛成功

フライ級MMA世界王座 初防衛

魂の復活KO劇:因縁の敗北を乗り越えて

復帰戦までの苦難: 2024年3月のロッタン戦で1R KO負け。試合後に左肋骨・胸骨の骨折が判明し、満身創痍からの復帰。

対戦相手: タフネスで知られるデニス・ピューリック選手(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)。

試合展開 (1R): 武尊が猛攻を仕掛け、左右の連打で鮮やかに2度のダウンを奪取。

決着 (2R): 開始直後に再びダウンを奪い、強烈なパンチ連打でレフェリーストップによるTKO勝利。ロッタン戦の悪夢を完全に払拭する「強い武尊」の復活を証明。

涙の引退表明、そして最後の望み

引退表明: 勝利者インタビューで涙を見せながら、「僕は次の試合で現役を引退します」と表明。

引退理由: ロッタン戦の敗北を振り返り、「応援してくれる人たちの思いを裏切ったと思った」と語る。

ラストマッチ: 「ロッタン選手との再戦を果たすことだけが僕の望みです」と絶望からの雪辱戦を熱望。

格闘技界の反応: ONE ChampionshipのチャトリCEOが「引退ダメ!」と引き留める姿勢を見せるなど、去就が最大の関心事に。

新時代の到来:世界に示した日本の格闘技レベル

武尊の時代が区切りを迎える一方で、有明では次世代のスターたちが世界タイトル戦線で躍動。

  • 吉成名高選手: アトム級ムエタイ初代世界王者に輝く。日本人初のONEムエタイ世界王者という歴史的快挙。
  • 若松佑弥選手: フライ級MMA世界王座を圧巻のTKOで初防衛に成功。
  • 野杁正明選手: フェザー級キックボクシング世界王座統一戦で惜しくも判定負け。しかし、正規王者スーパーボンと最終ラウンドまで死闘を繰り広げ、世界トップレベルを証明。

総括:時代の移行、そして次なる歴史へ

武尊選手の引退は、K-1時代から続く一つの時代が幕を閉じることを意味します。しかし、若松、吉成、野杁といった新世代の才能が世界の頂点で躍動する姿は、日本の格闘技界が力強くバトンを渡していることを示しています。

武尊のラストマッチは、彼の集大成であると同時に、日本の格闘技界が次のステージへ移行するための大きな区切りとなるでしょう。